フィルム / マイクロフィルム保管
ビネガーシンドロームの発症を防ぐ保管環境を完備。
フィルムという資産を大切に保管
フィルムが直面している問題 ビネガーシンドローム
1990年代初頭までアセテート系ベースのフィルムは、可燃性であるナイトレート系ベースのフィルムより強く、安全で期待寿命は100年と考えられていました。しかし、アセテート系ベースのフィルムは、温度や湿度管理を適切におこなっていない場合、ビネガーシンドロームという化学反応を起こし、寿命は100年もないということが90年代初頭に入り判明しました。
対策は適切な保管環境
最善の対策は適切な保管環境で保管し、ビネガーシンドロームを発症させないことです。残念ながらビネガーシンドロームにより劣化したフィルムは元通りにすることはできませんが、適切な保管環境で保管することで、ビネガーシンドロームの進行を遅らせることはできます。
お客さまのニーズに合わせた2種類の保管環境
フィルムという資産を長く保ち、再活用ができるように、共進倉庫では空調管理を徹底した2種類の倉庫(25°C と5°C)をご用意しています。 低温倉庫(5℃)においては、倉庫内の酢酸を除去するフィルター付きの除湿機を設置し、フィルムの長期保存に対応した保管環境を整えております。 お客さまはフィルムの種類や保管期間、利用頻度、利用時の緊急性などを考慮し、倉庫をお選びいただけます。
保管管理システム
倉庫で保管するフィルムの管理には保管品管理システムであるArchive Manager(アーカイブマネージャー)をご利用いただけます。アーカイブマネージャーではでは、フィルムの保管状況の確認、出し入れの依頼などを一括管理することができます。